宮城県仙台市の行政書士事務所です。
 交通事故の解決支援をはじめ、相続、遺言、会社設立、車庫証明申請などをサポートします。

                                                                       宮城県仙台市泉区虹の丘1-16-19
 加藤正人行政書士事務所                                     TEL・FAX 022-375-1778
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遺  言 (2)

遺言の方式
  遺言は遺言者の死亡の時から効力を生じます(民法985条)。効力を生じた時には
  遺言者は亡いのですから、法律は所定の方式によってすることを要求しています。
  遺言の方式は民法に定められており(民法960条)、その方式を満たさないものは
  効力が認められません。

  遺言の方式としては、大きく分けると普通方式と特別方式があります。
  〈普通方式〉
  @自筆証書遺言(民法968条)
  A公正証書遺言(民法969条)
  B秘密証書遺言(民法970条)
  〈特別方式〉
  @危急時遺言(民法976条・979条)
  A隔絶地遺言(民法977条・978条)
  特別方式は、死期が迫っている者が普通方式による遺言を作ることができない場合に
  遺言ができるように定められたもので、通常は普通方式によります。

■自筆証書遺言
  遺言者が遺言の全文、日付、氏名を自筆し、押印することによって作成します(民法
  968条)。
  
  自筆証書遺言では文字通り自筆が求められており、次のようなものは無効です。
  ×パソコン、タイプライターなどによって作られたもの
  ×自筆の遺言書のコピー
  ×本人の指示による代筆
  
  【長所】
  @自分ひとりで作成できる。
  A遺言の内容を秘密にできる。
  B費用がかからない。

  【短所】
  @形式の不備、文言が不適格なため無効になることがある。
  A遺言書の紛失、偽造、変造、隠匿、未発見の恐れがある。
  B家庭裁判所の検認
&A)を受けなければならない。

  
 検認(けんにん)とは?
  
 
検認は、遺言書が改変されたりしないように保存するための手続で、遺言書を保管
     していた人や最初に発見した人は家庭裁判所に提出しなければなりません(民法
     1004条)。これを怠った場合は、5万円以下の過料が科せられます(民法1005条)。
     なお、検認を受けたからといって遺言が有効であると認められたわけではありません。
     公正証書遺言については、検認は必要ありません。

公正証書遺言

  公正証書(
&A)遺言は次の方式によって作成されます(民法969条)。

  @証人(Q&A)2人以上が立会い、
  A遺言者が遺言の趣旨を公証人(Q&A)に口述し、
    (文書を補助として利用することもできます)
  B公証人が作成した文書を遺言者と証人に読み聞かせ又は閲覧させ、
  C遺言者と証人が確認した後、署名、押印し、
  D公証人が@〜Cの方式に従って作成した旨を付記して、署名、押印する。

  Q 公正証書公証人とは?
  A 公正証書は、公証人が公証人役場で作成する公文書です。
    公証人は、裁判官・検察官・法務局長などを長年勤めた人の中から法務大臣に
    よって任命された国家公務員です。

   証人
  A 証人になれない人が規定されています(民法974条)。
     @推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき人)、その配偶者、直系血族
     A未成年者
     B公証人の配偶者、四親等内の親族、書記、使用人

     従って、上記以外の親族や友人などに証人になってもらうことが考えられますが、
     内容を知られたくないなどの理由から適当な人が見つからないこともあります。
     このような場合には、当事務所と別の行政書士とで証人となることもできます。
     行政書士は法律で秘密を守る義務が課されていますので、適当かと思います。

  【長所】
  @公証人が関与するので形式の不備がなく、内容も適確である。
  A遺言書の原本は公証人役場に保管されるので、紛失、偽造、変造、隠匿、未発見の
    恐れがない。
  B家庭裁判所の検認の手続が不要である。
 
  【短所】
  @公証人役場に証人と共に行かなければならない。
  A遺言の内容が証人に知られてしまう。
  B費用がかかる。

■秘密証書遺言

  秘密証書遺言は次の方式によって作成されます(民法970条)。
  @遺言者が遺言書に署名、押印し、
  A遺言者が遺言書を封をし、遺言書に押印した印鑑で封印し、
  B遺言者が公証人と証人2人以上に、自己の遺言書である旨および筆者の氏名・
    住所を口述し、
  C公証人が日付と遺言者の口述を記載し、遺言者・証人とともに署名、押印する。

  【長所】
  @遺言書の存在は明らかにしながら、遺言の内容を秘密にできる。

  【短所】
  @遺言の内容については、公証人が関与しないので疑義が生じる恐れがある。
  A遺言書を作成したことだけが公証人役場に記録されるのみで、遺言書は自分で保管
    するので、紛失、隠匿、未発見の恐れがある。
  B公証人役場に証人と共に行かなければならない。
  C費用がかかる。
  D家庭裁判所の検認を受けなければならない。

■3種類の遺言の比較
  上記のとおり、普通方式の遺言には3種類あり、それぞれ長所・短所があります。

  遺言が効力を発揮するためには、
  @法律的に有効な遺言書であること
  Aイザというときに、遺言書の存在が明らかになること
  が必要です。

  この条件を満たすものとしては、費用が多少かかりますが、公正証書遺言が確実です。
  遺言書を作成する場合は、公正証書遺言にすることをお薦めします。


                         遺言(3)に続きます
          

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